ははみやすんどころのおんかたのひとびと 01-179

2021-01-11

「母御息所の、御方の人びと」ではなく「母御息所の御方の、人びと」である。「母御息所の御方」が桐壺更衣。人々は桐壺更衣付きの女房たち。貴族は一人で行動することはなく、さまざまな情報を取り次ぐ女房たちを通して得るため、女房たちが有能か、仕える相手に従順かなどは極めて重要事であった。


内裏には もとの淑景舎を御曹司にて 母御息所の御方の人びと まかで散らずさぶらはせたまふ

宮中では母親のもとの局(つぼね)である淑景舎(しげいしゃ)を部屋にあて、母の御息所つきの女房たちを散り散りにならぬよう残らずお仕えさせになる。

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