おほとなぶら 02-009
貴人が使用する灯火。
つれづれと降り暮らしてしめやかなる宵の雨に 殿上にもをさをさ人少なに 御宿直所も例よりはのどやかなる心地するに 大殿油近くて書どもなど見たまふ
所在ないまま雨に日が暮れしめやかな宵の雨に、殿上の間もすっかり人少なで、御曹司もいつもよりはのどやかな心地がして、光の君は灯火近くで書物などをご覧になっている。
《源氏物語独学サイト》係り受けを武器に、句読点のない原文制覇に挑む!
貴人が使用する灯火。
つれづれと降り暮らしてしめやかなる宵の雨に 殿上にもをさをさ人少なに 御宿直所も例よりはのどやかなる心地するに 大殿油近くて書どもなど見たまふ
所在ないまま雨に日が暮れしめやかな宵の雨に、殿上の間もすっかり人少なで、御曹司もいつもよりはのどやかな心地がして、光の君は灯火近くで書物などをご覧になっている。