をりつきなからず 02-124
その折りにあった、ふさわしい。
律の調べは 女のものやはらかに掻き鳴らして 簾の内より聞こえたるも 今めきたる物の声なれば 清く澄める月に折つきなからず
律の調べは、女がやさしく演奏して簾の内から漏れてくるというのも、今風の音色に感じられるので清く澄んだその夜の月の光りに頃合いの風情でありました。
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その折りにあった、ふさわしい。
律の調べは 女のものやはらかに掻き鳴らして 簾の内より聞こえたるも 今めきたる物の声なれば 清く澄める月に折つきなからず
律の調べは、女がやさしく演奏して簾の内から漏れてくるというのも、今風の音色に感じられるので清く澄んだその夜の月の光りに頃合いの風情でありました。